事務局便りvol.81(法律事務職の部屋vol.5~法律事務職員の一日のスケジュール~)
2025/3/18こんにちは。事務局のnです。
本日は『法律事務職の部屋vol.5法律事務職員の一日のスケジュール』、私たちがどのように仕事を進めているのかについてお話しします。
~とある一日のスケジュール~
09:30 出所、掃除、お茶出しの準備、来客予定確認
10:00 郵便物の処理、訴状提出準備
12:00 休憩
13:00 外出(裁判所、市役所、法務局など)
15:00 打ち合わせ
16:00 事務処理
18:00 後片付け
18:30 退所
私たちが出所して第一にすべきことは、お客様をお迎えする準備です。応接室のテーブルや椅子を拭き上げ、掃除機をかけます。すぐお茶出しができるよう、夏場はお茶を冷やし、冬場はお湯を沸かしておくことも忘れてはいけません。
またその日の来客予定や裁判期日を事務所内に掲示しているところも多いのではないでしょうか。コロナ渦以降、web会議の方法による裁判期日の実施も格段に増えました。当事務所には応接室とweb会議用の部屋が併せて4部屋ありますが、それでもすべての部屋が埋まってしまうことがあります。朝のうちに使用する部屋が足りているか、予定が重なってしまう場合には、来客時に慌てないよう、どのお客様をどの部屋にお通しするか、事前に割振りを決めておくことも必要です。
法律業界は、契約書や裁判書面など、まだまだ紙媒体によるやりとりが欠かせません。郵便物を開封し、担当弁護士や事件ごとに仕分け、整理することも大切な作業です。連休明けともなると、郵便物のみで何十通にも及ぶこともありますので、事務員が協力して仕分けていきます。
訴訟提起や調停申立の指示がある場合には、必要書類が揃っていることを確認し、必要部数を印刷して、裁判所へ提出する準備をします。訴訟提起や調停申立には手数料が発生しますので、手数料分の印紙を買いに行くことも必要です。
訴状や申立書の準備ができたら、裁判所へ提出しに行きます。遠方の場合には郵送しますが、急ぐ場合には持参により提出することも多くあります。また、裁判所からは書面の受領のため来庁するよう連絡がある場合もあり、その他にも戸籍謄本を取りに市役所へ、登記事項証明書を取りに法務局へと、一日で複数件の用事を済ませることも少なくありません。
破産や相続など、必要な資料が多数に渡り、事務員の貢献度合が高い分野の事件は、事務員が依頼者様との打ち合わせに同席することもあります。
その後は、弁護士の指示に従い、簡易な裁判書面の下書きをしたり、調べ物をしたり、資料を作成したり、と様々な事務処理を進めていきます。
法律事務職員の仕事は多岐にわたりますので、決して毎日同じスケジュールとは限りません。また日によっても仕事の分量は異なりますので、複数の事務職員が協力しながら、仕事を分担し、進めていきます。
いかがでしたでしょうか。
次回の法律事務職の部屋は『訴訟提起①』を予定しています。お楽しみに。
▽そのほか、事務局便りをお読みになりたい方はこちらから。
事務局便り関連記事
お問い合わせは以下よりお願い致します。
電話でお問合せ
LINEでお問合せ
メールでお問合せ