事務局便りvol.66(アイスクリーム)

2023/11/16

みなさんこんにちは。
事務局のOです。

秋も深まり肌寒くなってまいりました。
私はもう押し入れからこたつを引っ張り出してきました。
私の最強の秋冬のおともです。

私はこたつに入って、TVを観ながらアイスを食べるのが大好きです。
こたつにアイスという、背徳感がたまらない組み合わせ。
私の冬の楽しみの一つです。

ちなみにみなさんはアイスが一番おいしく感じる気温は何度かご存じですか?
それは“22~23℃”と言われています。
寒い時期に暖かい部屋にいるとアイスが食べたくなるのはこれが原因なのです。
その証拠にアイスの大御所“ハーゲンダッツ”は12月に一番売り上げが上がるそうです。
意外ですよね。

今日はそんな“アイス”についてお話ししたいと思います。

最近のアイスってレベルが高いですよね。
昔ながらのアイスから、コンビニオリジナルブランド、有名パティシエや老舗チョコレート店とのコラボレーション商品など、たくさんの種類のアイスが店頭に並んでいます。

どれを買うか迷ってしまうほどです。

みなさんはアイスを買うとき何を基準に選びますか?
味、値段、パッケージで決める、はたまた好きなメーカーやブランドしか買わないなんて方もいらっしゃると思います。
今回はアイスを選ぶ際に役立つ豆知識を一つご紹介したいと思います。

みなさんアイスが入っている箱や袋に、“アイスクリーム”“アイスミルク”“ラクトアイス”“氷菓”といった表示がしてあるのを見たことがあると思います。この4つの表記の違いって何かご存じでしょうか?

これは『アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約』で決められているアイスの分類の仕方です。
“アイスクリーム”“アイスミルク”“ラクトアイス”これら3つをまとめて『アイスクリーム類』といいます。
4つの表記の違い

①アイスクリーム
アイスクリーム類のうち重量百分率で乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上のものをいう。

②アイスミルク
アイスクリーム類のうち重量百分率で乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上のものをいう。ただし、アイスクリームに該当するものを除く。

③ラクトアイス
アイスクリーム類のうち、重量百分率で乳固形分3%以上のものをいう。ただし、アイスクリーム及びアイスミルクに該当するものを除く。

④氷菓
食品衛生法の規定に基づく食品、添加物等の規格基準に適合し、糖液若しくはこれに他食品を混和した液体を凍結したもの又は食用氷を粉砕し、これに糖液若しくは他食品を混和し再凍結したもので、凍結状のまま食用にするものをいう。ただし、「アイスクリーム類」に該当するものを除く。

わかりやすく説明しますと①~③は、生クリームが多く使われているのか、それとも牛乳が多く使われているのかによって表示の仕方が変わると思ってください。
氷菓は、果物やジュースをそのまま、若しくは加工して凍らせたものになります。

乳固形分、乳脂肪分が高いほど濃厚な味わいになりますが、生クリームが多く使われる分値段も高くなります。
逆に、乳固形分、乳脂肪分が低いほどさっぱりとしたくちどけの良い味わいで、生クリームよりも牛乳の割合が増えるので値段もリーズナブルです。

店頭でよくみかけるアイスでいうと、味の種類によりますが
“アイスクリーム”は『ハーゲンダッツ』や『レディーボーデン』、
“アイスミルク”は『森永乳業/MOW』や『グリコ/パナップ』、
“ラクトアイス”は、『ロッテ/爽』や『明治/スーパーカップ』、
“氷菓”は、『赤城乳業/ガリガリ君』や『井村屋/あずきバー』などです。

値段はどう変わるかといいますと、
“アイスクリーム”の『ハーゲンダッツ』がスーパーの価格で295円~320円であるのに対して、“ラクトアイス”の『明治/スーパーカップ』の価格は110円~130円で買えます。
生クリームが多いか、牛乳が多いかで2倍以上価格に差が出ます。

お店には数多くのアイスが並んでいます。
新作の見たこともないアイスや、よくお店に並んでいるけどまだ食べたことがないアイスなどどれを買うか迷ってしましますよね。
いざそういうアイスを買って食べてはみたけど、あまり美味しくなかったなというような失敗を経験したことはありませんか?
この豆知識を頭の片隅にでも入れておけば、そういった失敗をしなくて済むかもしれません。

最後に、私がおすすめする『コスパがいい、美味しいアイス』ベスト3を紹介させてください。

まず第3位!
“森永製菓/ビスケットサンド”です。
こちらは、バニラアイスをビスケットで挟んだアイスです。
値段は160円、スーパーでは110円で売っているところもあります。
こんなに安いのに、このアイスは表示が“アイスクリーム”なんです。
間に挟まれたバニラアイスには、バニラビーンズが使用されており、高級感あふれるリッチな配合です。なのにこの値段の安さ、、、企業努力がすごいですね。
ビスケットで挟んであるので食べ応えもあり、文句のつけようがありません。
私は高校の3年間で、おそらく畳10畳分はたべたと思います。

続いて第2位!
“森永製菓/MOW~チョコレート~”です。
いろんな味があるMOWですが、私はチョコレートが群を抜いて美味しいと思っています。
香り高いチョコレートの味なのに、後味はとてもさっぱりしていて、絶妙にバランスの取れた商品だなと思います。
なめらかな口当たりと濃厚な味わいが最高です。
こちらのアイスの表記は“アイスミルク”、値段も160円とリーズナブルです。
ハーゲンダッツと比べると100円も安いのでついつい買ってしまいます。

栄えある第1位は!
“丸永製菓/あいすまんじゅう”です。
練乳をたっぷり使用したバニラアイスの中に、あずき餡がたっぷり入っているアイスです。
丸永製菓はもともと和菓子を製造するお店だったことから、このあずき餡のクオリティがとてつもなく高いのです。
名前の通り、おまんじゅうを食べたときのあんこの触感を再現するために、研究に研究を重ねた結果生まれた最高のアイスです。
表示は“アイスクリーム”、かつこのクオリティで希望小売価格180円です。
食べたことがない方は是非一度召し上がってみてください。

いかがでしたでしょうか?
“寒くなってきたのにアイス?”と思った方、違います!“寒くなってきたからこそアイス!”なのです。
部屋を暖かくして冷たいアイスに舌鼓をうたれてみては?