事務局便りvol.48(ブックポスト)

2023/7/13

こんにちは。
事務局のMです。
この時期になると、税金の請求がたくさんやってきますね。
住民税、自動車税、固定資産税、国民健康保険料などなど。
私の場合は、自動車も不動産も所有していないので、請求があるのは住民税のみですが、それでもこんなにもっていかれるのか、と、げんなりする気持ちには相違ありません。

とは言え、納税は国民の義務。
納めるからには、しっかりと役立ててもらいたいもの。
実はこの春から、自宅の最寄り駅にブックポストが設置されました。
しかも、図書館で借りた本を返すだけではなく、予約した本を借りられるという優れもの。
返却口の他に、コインロッカーのように番号付きの棚がいくつもあり、操作画面に図書カードをかざすと自動でその一つが開き、予約した本を取り出すことができます。
電車通勤をしている者にとっては、本を借りるにも返すにも時間と手間がかからず、非常に便利で、これぞ税金の生きた使い方と嬉しくなりました。

図書館長によれば、電車内でスマホではなく、本を読む人が増えてほしい、とのこと。
確かに、通勤電車内を見渡すと、周囲の人が全員スマホを見ていて、異様さを覚えます。
ひと昔前は、通勤電車には新聞を広げて読むサラリーマンの姿がつきものでしたが、それも今は見ることがありません。
以前、通勤電車内のその光景に異様さを感じた私は、それ以来、本を持ち歩くようにしています。
本も、買う派、借りる派に分かれますが、後々処分する手間を省略したい私は、断然借りる派なので、今回のブックポストの設置は、念願と言っても過言ではありません。

この文章を書いている今日の朝も、週末に読み終えた本を2冊返してきました。
ゲームやインターネットなど、読書よりはるかに手軽な娯楽がたくさんある現代では、本を読む子どもが減るのもさもありなん、だとは思います。
ですが、正しい日本語を美しく使えることは、誰にとっても一生の財産です。社会に出てからは格別そうではないでしょうか。
電車内に限らず、大人も子どもも、日常的に本を読む人が増えればいいな、と思いつつ、ピカピカのブックポストを横目に通勤しています。