事務局便りvol.27(じゃない方が面白い?)

2023/3/6

こんにちは。事務局のMです。
インドアな私は、休日は本を読んで過ごすことが多いです。もっとも読書がいつの間にかお昼寝になってしまっていることもままありますが、それはさておき、本日は最近読んで面白かった本を2冊ご紹介したいと思います。

『倒産続きの彼女』新川帆立

女優の綾瀬はるかさん主演で実写化された『元彼の遺言状』の弁護士剣持麗子シリーズ第2弾です。
ある女性が転職するたびに就業先が倒産する、その謎に新米女性弁護士が迫る、というお話です。
実際の法人の破産(実は「倒産」は法律用語ではありません。)は、非常に煩雑な事務作業の連続で、小説になるような要素はありませんが、連続殺「人」ならぬ連続殺「法人」とは面白そうだなと思い、読み始めました。
実際に読んでみて、『元彼の遺言状』より『倒産続きの彼女』の方がよりリアリティがあり、話にグイグイ引き込まれました。弁護士剣持麗子の破天荒なキャラクターが好きな方には物足りないかもしれませんが、私自身は設定が現実離れしていると話に入り込めないので、断然『倒産続きの彼女』派です。

『ストロベリー戦争』南原詠

弁理士大鳳未来シリーズの第2弾です。
ミステリーでは、警察・検事・弁護士は描かれることが多いのですが、弁理士(特許等知的財産権のスペシャリスト)は珍しいので、思わず手に取りました。
結論から言うと、これも第1弾の『特許やぶりの女王』より断然面白かったです。特許権ではなく商標権が題材だったので、私たち素人にも分かりやすかったという点もあるかもしれません。
苺のプランド名をめぐるお話なのですが、プランド名も変えられない、相手方の商標権も崩せないといった八方塞がりの状況の中、弁理士大鳳未来が講じた策が全くもって予想外のもので、そうきたか!と膝を打ちたくなるほどでした。

ともに第1弾は「このミステリーがすごい!大賞」の受賞作なのですが、私個人としては、いずれも受賞作より第2弾の方が面白いのでは、という印象でした。世間的にはどうしても受賞作が注目されがちですが、その第2弾にもぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか。


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