事務局便りvol.24(『「気がきく人」が大事にしている、ちょっとしたこと』を読んで)
2023/1/19弁護士の森本です。
事務局ではないですが、事務局便りの番外編として、今日は私が執筆します。
当事務所は、「感動」を与えることを目標に据えています。そのためには、コミュニケーションは必要不可欠です。
弁護士の仕事は、依頼者の皆様だけでなく、事務所スタッフ、裁判所、その他関係各所の方々とコミュニケーションを取りながら進めていくものだからです。
したがって、コミュニケーションの取り方については、意識的に日々研鑽を積まなければならないものだと思っています。
そんな中、年末に1冊の本に出合ったので、ご紹介します。
「気がきく人」が大事にしている、ちょっとしたこと
著者:七條千恵美 発行所:株式会社Clover出版
私自身、「気がきく人」になりたい気持ちは以前からありますが、私の周りにいる「気がきく人」を見ていてもすごいなと思うと同時に、なかなか同じようにはできないなと思っていました。
この本は、「気がきく人」がどのようなことを意識し、行動しているのかを7つのルールを柱として、枝葉となる細かいポイントを具体的なエピソードを交えてまとめています。
具体的なエピソードを交えつつも、そこから得られる「気がきく人」になるために意識すべきポイントをまとめてくれているので、特定の場面のみならず、仕事、プライベート問わず応用できる内容になっています。
この本には、「気がきく人」が意識している様々なポイントが記載されていますが、共通して言えることは、
「相手に対して愛情、興味、関心を持つ」
「相手の立場・気持ちになって物事を考える」
ということになります。
私は、これまで「気がきく人」の具体的な言動を見て、それらの言動を知識としてストックしていましたが、なかなか同じようにはできないのはこの視点が十分ではなかったように思います。
「相手に対して愛情、興味、関心を持つ」「相手の立場・気持ちになって物事を考える」ということを念頭に置きながら、この本に記載されているポイントを意識できれば、あらゆる場面で自分がどういう言動をすれば相手にとって「気がきく人」になれるかは自ずと見えてくると思います。
先述のように、当事務所では、他人を感動させることを目標としています。
「感動」させるということは、すごく難しそうなイメージでしたが、「気がきく人」になることができれば、「安心」を与えることになり、「安心」が期待値を超えたときに「感動」に一歩近づくのでないかと思います。
一朝一夕にはできないことだとは思いますが、これからは、「気がきく人」になるために上記を意識して日常生活、仕事に取り組んでいきます。